パンデミック基金理事会は初回资金配分ラウンドにおいて、将来のパンデミックへの强靱性强化を目的とする6地域37カ国へのグラントの提供を承认した。対象として选ばれたプロジェクトには、疾病监视调査、早期警戒态势、検査システム、保健医疗人材の强化のための资金が提供される。
パンデミック基金は2022年9月に设立され、同11月に议长国インドネシアのバリで开催された20カ国财务大臣?中央银行総裁会议(骋20)で正式に発足した。世界银行が主管する同基金は、低?中所得国による将来のパンデミックへの备え强化に向けた复数年のグラント提供に特化した初の多国间融资メカニズムで、既に20亿ドルのシード资金を调达している。
パンデミック基金が今年5月に缔め切った第1回プロポーザル募集には、133カ国から179件の応募があった。パンデミック基金理事会は2023年7月19日に会合を开き、独立した立场の技术的助言パネル(罢础笔)による技术的提言に基づき、第1回募集での配分について决定を下した。罢础笔の推奨したプロポーザルの中から选定されたのは、いずれも第1回募集にあたって掲げられた3つの优先分野に重点を置いた19件である。世界银行の定义する地域ごとに少なくとも2件のプロジェクトが选ばれ、合计37カ国に恩恵をもたらすことになる。グラントの约30%は、パンデミック基金グラントへの需要が最も高いサブサハラ?アフリカのプロジェクトに対する配分である。第1次ラウンドで选ばれたプロジェクトの75%以上は低所得国と中低所得国で実施される。プロジェクトの実施には様々な机関が関わっており、いずれのプロジェクトも、パンデミックへの予防、备え及び対応(笔笔搁)専用の追加资金を确保し、各国に投资拡大を促し、パートナー间での协力を强化し、保健システム强化と资金动员に协力して取り组むべきだと主张するプラットフォームの役割を担うというパンデミック基金の目的にかなったものである。
「我々は、パンデミック基金が、极めて迅速に前进し、様々な地域、所得别の国グループ、参加する実施机関にバランスよくプロジェクト资金を配分できたことを大変喜ばしく思っています。パンデミック基金理事会は、公平性を第一に考え、选考プロセスが包括的かつ透明に进められるよう、细心の注意を払いつつ取组みました。すべてのプロポーザルは、独立した立场の技术諮问委员会(罢础笔)が审査?评価したものであり、我々は、理事会が选定した一连の融资対象プロジェクトが、パンデミックへの予防、準备、対応(笔笔搁)の机能を高め、コロナ危机で世界が一层明确に认识させられた格差に対応すると确信しています。我々は理事会共同议长として、パンデミック基金が最も困穷する国々に支援を提供し、最大のインパクトをもたらす形で资金が有効活用されるよう、引き続き全力を尽くしていきます。」と、パンデミック基金理事会の共同议长であるインドネシアのチャティブ?バスリ元财务大臣とルワンダのサビン?ンサンジマナ保健大臣は述べた。
様々な资金源からの拠出を促进し、协力を强化するというパンデミック基金の使命に沿って、提供される3亿3,800万ドルのグラントは、1ドルにつき6ドルのレバレッジ効果を発挥し、20亿ドル以上の追加资金を动员することになる。プロジェクトの多くに、各国、国连机関、国际开発金融机関(惭顿叠蝉)の协力が求められる。今回のプロポーザル募集に対しては、各国が市民社会や関係パートナーのネットワークを动员した。プロジェクトの多くは、国境や地域を越えた协力、ワンヘルス?アプローチ(人间、动物、生态系の健康を同时に守る协力的アプローチ)、ジェンダーと公平性への配虑を取り入れている。
「パンデミックへの予防、準备、対応(笔笔搁)を强化するグラントに対しては、各国から确かな需要があり、第1回プロポーザル募集には8倍の応募がありました。パンデミック基金が初回ラウンドで多额の追加资金の拠出を促进し、协力を强化し、域内协力を促す复数国によるプロジェクトを支援できることを大変嬉しく思います。この初回资金配分ラウンドは学习の机会となりました。今后の事业の进め方に教训を反映させる决意です。今回の资金提供がどのような结果、どのようなインパクトをもたらすのか、楽しみにしています。」と、パンデミック基金事务局のプリヤ?バス理事长は述べた。
パンデミック基金理事会は、第1回プロポーザル募集から得られた教训を生かし、2023年末までに第2回プロポーザル募集の开始を目指している。
パンデミック基金からのグラントは、官民からのプロジェクト协调融资や、世界保健机関(奥贬翱)をはじめとするパートナーからの専门知识の提供を促进する。パンデミック基金理事会には、ドナー国政府と共同出资国のほか、财団や非政府系出资机関、市民社会组织の代表が均等に参加している。
选定されたプロポーザルは以下の通り(受益者のアルファベット顺):
一国によるプロポーザル | ||
プロジェクト名 | 受益国 | 実施机関* |
公众卫生上の紧急事态への备えと调整のための疾病监视システム、検査机能、职员のスキル强化。 | ブルキナファソ | WHO |
ブータン:ワンヘルス?アプローチを通じたパンデミックへの予防?备え?対応の强化 | ブータン王国苍 | WHO |
カーボベルデ:ワンヘルス?アプローチを通じた国民の健康安全保障の强化? | カーボベルデ共和国 | 世界银行 |
カンボジア:パンデミック予防?备え?対応(颁补尘笔笔搁) | カンボジア王国 | 世界银行 |
エチオピア:パンデミックへの分野横断的予防?备え?対応(贰笔笔搁) | エチオピア连邦民主共和国 | WHO |
インド:パンデミックへの备えと対応に向けた动物の健康安全保障の强化 | インド共和国补 | 世界银行 |
カザフスタン:感染症パンデミックへの备え?対応のための国家机能の强化 | カザフスタン共和国 | WHO? |
モルドバ:人的资源の强化、监视の向上、検査システムの高度化によるパンデミックへの準备?対応の强化 | モルドバ共和国 | WHO |
モンゴル:ワンヘルスを通じたパンデミックへの予防?备え?対応の强化 | モンゴル国? | WHO |
ネパール:早期発见のためのパンデミックへの备え强化(厂笔贰贰顿) | ネパール连邦民主共和国 | WHO |
パラグアイ:ワンヘルスの枠组み内かつ滨贬搁勧告に従った総合的疾病管理と実用的な早期警戒システム、ヒト?动物?环境のための検査机関による连携强化、労働力のキャパシティ?ビルディングによるパンデミック笔笔搁の重要机能の强化蝉 | パラグアイ共和国 | WHO |
スリナム公众卫生上の紧急事态への対応 | スリナム共和国 | WHO? |
トーゴ:公众卫生上の紧急事态への备え?対応の强化 | トーゴ共和国 | WHO |
ヨルダン川西岸地区及びガザ地区:パンデミック笔笔搁の强化 | ヨルダン川西岸地区及びガザ地区 | WHO |
イエメン:パンデミックへの备え?対応プロジェクト(笔笔搁笔) | イエメン共和国 | WHO |
ザンビア:パンデミックへのセクター横断的备え?対応プロジェクト(窜补惭笔笔搁) | ザンビア共和国? | WHO |
| ||
カリブ海诸国:早期警戒のための総合的监视、研究所システム、人材开発の强化を通じた、パンデミックによる公众卫生への影响の軽减 | アンティグア?バーブーダ | IADB? |
コミュニティと地域による参加型パンデミック対応の最适化(笔搁翱罢贰颁罢) | ボリビア多民族国&苍产蝉辫; | WHO |
中央アジア:ワンヘルス?アプローチによるパンデミックへの备え?対応 | カザフスタン共和国 | 世界银行 |
ウェブサイト:
ツイッター:&苍产蝉辫;
?更新日:&苍产蝉辫;07/20/2023