ワシントン、2016年4月15日 - 本日、世界銀行が主導する10億ドルを上回る支援パッケージに対し、8カ国と欧州委員会が資金提供を誓約した。グラント1億4,100万ドル、ソフトローン10億ドル、保証5億ドルで構成されるこのパッケージは、ヨルダンとレバノンに流入したシリア難民と受入れコミュニティ、ならびに地域全体の復旧?復興の支援に充てられる。今回の誓約を受け、来年には、最大8億ドルの譲許的融資が可能となる。
世界银行グループ総裁と国连事务総长、イスラム开発银行グループ総裁が共同议长を务める阁僚会合の场で、新たに立ち上げられた「中东?北アフリカ地域支援のための新规融资イニシアティブ(以下、「惭贰狈础资金イニシアティブ」)」に対して、日本、フランス、英国、米国、ドイツ、カナダ、オランダ、ノルウェーの8か国と欧州委员会がそれぞれ最初の支援を表明した。同会合には、骋7各国の阁僚、湾岸协力会议、欧州诸国、中东?北アフリカ诸国に加え、多くの国际开発金融机関や国际机関のトップが一堂に会した。
「本日表明された中东?北アフリカ地域の人々に対する支援は、国际社会が一致団结して主要课题に立ち向かう事ができる事の証である。このグラントにより我々は、シリア难民危机の影响を受けているヨルダンとレバノンへの支援を一层拡大する事ができる。さらに保証の提供によって、不安定な情势に直面する域内各国に対して国际开発金融机関が资金援助を拡大する事が可能となる。復旧?復兴に向けた资金がこれまで以上に动员され、今后5年间にグラント総额10亿ドルという目标を达成できるという确信がある。そうすれば譲许的融资30~40亿ドルが可能となる。」と、世界银行グループのジム?ヨン?キム総裁は述べた。
この新イニシアティブは、世界银行グループ、国连、イスラム开発银行グループが昨年10月に共同で立ち上げたものである。その目标は、国际社会の英知を结集し、国际机関の协调を强め、中东?北アフリカ地域の人道?开発面の膨大なニーズに対応する事にある。上记3机関が立ち上げた作业グループは、过去6カ月间、26の支援国?援助受入国の代表、さらには9つの地域机関?国际机関と协力し、同イニシアティブの仕组みと、その実施に向けた行程表の作成に力を注いできた。
「シリア内戦は依然、多くの犠牲者を出し、大规模な破壊をもたらし、大量の国内避难民?难民を生み出している。政治的解决により和平を探る一方で、调整のとれた人道?开発面の対応が不可欠である。新たな惭贰狈础资金イニシアティブによりシリアの近隣国は、シリア难民と自国民の双方を支援できる一方で、今回の危机がもたらす开発への影响に対処できるようにするものだ。我々が力を合わせれば、人间としての尊厳の回復、教育へのアクセス确保、そして持続可能な平和と安定の基础の构筑が可能となる。」と、潘基文国连事务総长は述べた。
本イニシアティブは、革新的资金调达を通じ、中所得国であるレバノンとヨルダンに譲许的融资を提供するものである。シリア难民危机により特に深刻な影响を受けている両国に対して、経済の低迷と不安定な情势からくる若者の失业问题、纷争后の復兴に向けた準备を支援していく。プログラム资金の调达のために、国际开発金融机関と国连が协力するプラットフォームが设置され、より调和のとれた効果的な支援の提供が図られる予定だ。
「中东?北アフリカ地域が深刻な课题に直面する中、我々の开発援助はこれまで以上に必要とされている。それぞれの机関が比较优位を持ち寄って活用する事が极めて重要だ。こうしたアプローチへの支持が本日明确に表明された。我々の援助が最大限のインパクトを発挥し、问题の本质に働きかけている事が确认されたのだ。」と、イスラム开発银行のムハンマド?アリー?アル?マダニ総裁は述べた。
中东?北アフリカ地域では、纷争と不安定な情势により、过去5年间で1,500万人以上が家を追われるなど、人道?経済面で甚大な被害がもたらされている。そうした人々の苦难ばかりではなく、以前から深刻な経済的课题を抱えていた难民受入れ国の资源にも、大きな负担が强いられている。直接的なコストに加え、纷争による荒廃后の再建には数千亿ドルが必要となる见通しだ。不安定な状况が続いている事も域内経済の低迷を助长しており、纷争の直接的影响を免れた国もその例外ではない。
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