ワシントン、2012年4月16日 ―世界银行第12代総裁に选出されたジム?ヨン?キム博士は本日、次の通り声明を発表した。
「世界银行グループ次期総裁として私を选出された理事会の决定を心から光栄に思い、谨んでお受け致します。过去5年にわたり卓越した手腕を示してこられたロバート?叠?ゼーリック総裁の后継となること嬉しく思います。また、世银加盟国から幅広いご支援をいただいたことに心から谢意を表します。
私は、ンゴジ?オコンジョ?イウエアラ大臣、そしてオカンポ教授と话をする机会を持ちました。両氏は、経済开発の分野で多大な贡献をされてきており、今后とも、両氏の御协力をあおいでいければ幸いです。
今回の立候补に伴い皆様から话をうかがうため各国を歴访してきましたが、ここペルーはその缔めくくりに诚にふさわしいところです。と言いますのも、不公平と屈辱がいかに贫しい人々の生活を破壊し、希望を损なうかを私が学んだのは、この国の首都リマの贫民街においてであったからです。また、インフラと基本的サービスの欠如がいかにコミュニティの繁栄への足かせとなっているかを目の当たりにしたのも、この地でした。さらに、社会から最も疎外された人々の热い想いに応えられるよう、我々が视野を広げなければならないと学んだのも、やはりこの国においてでした。そして、贫しい人々へのエンパワメントと结果重视の姿势をもってすれば逆境を克服し、胜利を手にできると学んだのもまさにこの地においてだったのです。
総裁着任后は、急速に変化する世界に対し世界银行が新たな连携を図れるよう取り组んでいきたいと思っています。新旧のパートナーと协力して、多様な途上国やドナーのニーズに効果的に対応できる组织环境を育み、持続的成长を支えられる一段と力强い成果を导き、イデオロギーではなく事実に基づく解决策を优先させ、途上国のボイスを高め、途上国の人々の知识と経験を生かすことに努めていく所存です。
世银理事会や加盟国との话し合いから明らかになったとおり、社会的弱者に配虑した成长の重要性において国际社会の意见は一致しています。我々は、世银本部の玄関に刻まれている「贫困のない世界を目指して」という使命の达成にかつてなく近づいています。この使命の力は、世银グループの职员の能力によって担保されます。我々がこの使命を共有し、さらなる努力を惜しまないことで、同じ人间でありながら、格差が人々の人间らしい暮らしを损なうことに终止符を打とうではありませんか。男女を问わず、谁もが自らの将来を自分で决める机会が与えられるよう协力していこうではありませんか。」