ワシントン、2012年4月10日 – 世界銀行は本日、2012年7月1日付けで調査研究と报告書等の新たなオープン?アクセス政策を実施すると発表した。この新政策は、世銀の持つ情報へのアクセスを高め、調査研究結果を幅広く提供する取組みをさらに進めるものである。世銀は本日より同政策の第1段階として、新たにオープン?ナレッジ?リポジトリの運用を開始し、クリエイティブ?コモンズの著作権ライセンスの条件により各種資料を公開する。
新オープン?アクセス政策は、今后一年をかけて段阶的に実施され、调査研究と报告书等のオンライン上での无料公开が行われる。今后は、世银の知识関连情报や调査研究の大半を、谁もが営利?非営利のいずれの目的にも、自由に活用、二次利用、転用することができる。
「知识は力です」と世界银行グループのロバート?叠?ゼーリック総裁は述べている。「我々の知识を幅広く提供すれば、世界中の特に困难な问题に対するソリューションが生み出されることにつながるでしょう。新しいオープン?アクセス政策を実施することは、透明性の强化を推进する世银にとってはごく自然な展开です」
同政策は、「世界银行リサーチ?オブザーバー(奥叠搁翱)」と「世界银行エコノミック?レビュー(奥叠贰搁)」(共にオックスフォード?ユニバーシティ?プレス発行)の世银の定期刊行物2誌を含め、第叁者出版社と共に出版された世银リサーチにも适用されるが、第叁者出版社との契约条件は遵守される。世银は、出版社の设ける利用制限期间を尊重するが、外部で出版された世银コンテンツを、いずれは世银のリポジトリに出版と同时に掲载できるようになると见込んでいる。
新たなオープン?アクセス政策の実施に当たり、世銀は、自ら発表したコンテンツについてはクリエイティブ?コモンズのCC BY(表示)著作権ライセンスつきで提供する。CC BYは、クリエイティブ?コモンズが提供するライセンスすべての中で最も自由度が高く、世銀が著作権を留保する旨を明記すれば、たとえ営利目的であっても、誰もが世銀が出版したコンテンツを配布、二次利用、活用できるようになる。CC BYライセンスは、世銀が自らの評判とコンテンツの質を守りながら最大の効果実現に役立つ。
第叁者出版社が出版した世银コンテンツについては、より制限が厳しいクリエイティブ?コモンズ?ライセンスの条件下でオープン?ナレッジ?リポジトリにて公开される。着作権に関するこの新しい公开方法は本日より実施される。
世银のリサーチ结果や报告书等の多くはこれまでも世银ウェブサイト上や他の媒体にて无料で公开されてきたが、新たなオープン?アクセス政策により、世银がコンテンツを発信?共有する方法が大きく変わる。世银は今回初めて、リサーチ结果や报告书等にアクセスするための総合ポータル?サイトを构筑し、このポータル?サイトでメタデータのキュレーションの他、コンテンツを见つけ出して容易にダウンロードすることが可能で、第叁者も自由に利用?二次利用?活用できる。
「世银が有する开発知识の宝库に自由なアクセスが认められることは称賛すべきだ」とクリエイティブ?コモンズのキャシー?キャサリー颁贰翱は述べている。「研究者にとっては、自らの研究の认知度、利用度、そして影响力が高まり、利用者にとっては知识の発见が促され、アイデアの自由な交换が促进されます」
今后、世界银行の研究报告や报告书等はすべて、本政策の中核であるオープン?ナレッジ?リポジトリに収蔵される。现在、このリポジトリには幅広いテーマと世界の全地域を网罗する2009年から2012年の成果物(2,100点を超える出版物と论文)が収蔵されている。この中には「世界开発报告」をはじめとする主要な年次刊行物、学术书、実务者向け手引き、公开済みの世银国别研究?分析报告が含まれている。また世界银行の定期刊行物2誌(奥叠搁翱と奥叠贰搁)に発表された2007年から2010年の学术论文も、同リポジトリに収蔵されている。
同リポジトリは定期的に更新され、新たな刊行物や调査研究のみならず、2009年以前に発表されたコンテンツも収蔵される予定だ。また2013年からは、调査研究に関连するデータセットへのリンクも提供される。大部分のコンテンツは英语で発表されているが、徐々に他言语版も加えられる予定だ。
オープン?ナレッジ?リポジトリは他のリポジトリとの相互运用が可能であり、ダブリンコア?メタデータ基準およびメタデータ収集のためのオープン?アーカイブス?イニシアティブのプロトコルに準拠することで、コンテンツの発见可能性と再利用性の最适化を図る。
「今回の新政策は、オープン?データ?イニシアティブや画期的な情报公开政策など、世银の情报公开や透明性を强化するための様々な取り组みからの自然な流れだ」と世界银行のキャロライン?アンスティ専务理事は述べている。「インターネットにアクセスのある人なら谁でも、世界银行の知识に従来よりはるかにアクセスしやすくなる。またインターネットへのアクセスのない人々にとっても、世银のコンテンツに新たな言语やプラットフォーム、メディア向け再利用や付加価値が加えられる可能性が无限に広がることを意味する。こうした情报をその恩恵を受けるすべての人々の手元に届けることで、开発の民主化がさらに推进されるだろう」
新たなオープン?アクセス政策およびオープン?ナレッジ?リポジトリの运用开始は、世界银行の「オープンな开発」アジェンダにおける次なる重要な展开である。最初の2つのイニシアティブは以下の通り:
- オープン?データ?イニシアティブ(2010年4月开始):7,000件を超える开発指标および世银プロジェクトと融资に関する豊富な情报への无料アクセスを可能にする様々な改革。
- 情报公开政策(2010年7月开始):世界银行による情报の一般公开方法を画期的に変更。