ワシントン、2010年5月4日 ― ロバート?B?ゼーリック世界銀行総裁は本日、スリ?ムルヤニ?インドラワティ氏を世界银行グループの専务理事に任命すると発表した。インドラワティ氏は、东南アジアの主要国であり世界の大国の一つでもあるインドネシアの财务大臣として、2005年から同国の経済政治政策を主导してきた。世界规模の経済危机を乗り切り重要な改革を実施したその手腕は、各国の関係者から高い评価を得ている。
「スリ?ムルヤニ?インドラワティ氏を迎え入れることができ、大変嬉しく思っています。同氏は、开発问题と世界银行グループが果たす役割の双方に対する深い见识を兼ね备えた卓越した财务大臣です」とゼーリック総裁は述べた。「これからは世银干部の一人として、世银がクライアント支援の强化と改革プログラムの実施を进め今后の课题に取り组む上で、重要な役割を果たしてくれるでしょう」
インドラワティ氏は、財務大臣就任以前は国務大臣及びインドネシア国家開発企画庁長官を歴任した。2008 - 2009年には経済調整大臣を兼務し、2002 - 2004年には国際通貨基金(IMF)の理事を務めた。また、インドネシア大学の運営にも携わり、ジョージア州立大学アンドリュー?ヤング公共政策大学院の客員教授を務めた経験もある。
今回、専务理事任命を受けインドラワティ氏は、「世界が変わりつつある中で、世界银行の极めて重要な使命に贡献できる机会を得たことは、私そして祖国にとって大いなる名誉です」と述べた。
「インドラワティ氏は、依然として贫困という大きな课题を抱えながらも成长を遂げる中所得国の立场から、世界银行グループに贵重なスキルと経験をもたらしてくれるでしょう。また、同氏が挙げた腐败への取り组みや良いガバナンス强化における成果は、世界的に评価されています」とゼーリック総裁は述べた。「同氏は、途上国の先头に立って気候変动の问题に取り组んでおり、骋20、础笔贰颁、础厂贰础狈などを通じて国际的な取り组みにも活発に関与しています」
インドラワティ氏は、イリノイ大学で経済学博士号を、インドネシア大学で経済学学士号を取得している。また、ユーロマネー誌が选ぶ「今年を代表する世界の财务大臣」、「アジア新兴国最高の财务大臣」など、様々な名誉や赏に辉いている。フォーブス誌の「世界で最も影响力のある女性100人」にも常に登场している。
インドラワティ氏は世银専务理事として、ラテンアメリカ?カリブ海、中东?北アフリカ、东アジア?太平洋の3地域と情报システム?グループを统括する。
今回の任命は、世界各国で候补者を検讨した上で决定された。インドラワティ氏の就任は6月1日の予定で、ファン?ホセ?ダブーブ现専务理事は业务引き継ぎ后、6月30日付で世银での4年の任期を终える。