※ジム?ヨン?キム世银総裁と潘基文国连事务総长は、2013年5月22日から24日にかけて、アフリカ大湖地域を访问しました。本记事は、その访问に先駆けて英语版ハフィントンポストに投稿された2013年5月20日付记事の翻訳版です。
アフリカ大湖地域の人々が何十年にもわたって受けてきた纷争の苦しみから、ようやく逃れられる机会が来ている。それは、武器を置き、隣国との信义と交易を拡大し、数百万人の子供たちに新たに教育の机会を与え、女性の地位を高める机会であり、各国が繁栄、ガバナンスの向上、长期的安定に向けた道を歩む経済的机会をもたらすものである。
我々は近々、大湖地域のコンゴ民主共和国(顿搁颁)、ルワンダ及びウガンダを访れ、同地域の指导者と会って、开発を加速し平和を强固なものとするため、具体的な取り组みを示す予定だ。世银と国连のトップがジョイント?ミッションの形で现地を访れるのは初めてのことだが、「顿搁颁と周辺地域の安全保障?协力に向けた枠组み」の新たな合意を踏まえて计画されたものである。
この枠组み合意は、国连、大湖地域に関する国际会议、南部アフリカ开発共同体、アフリカ连合による协调的努力の结果であり、顿搁颁东部における悲惨な纷争の连锁を断ち切るには新たなアプローチが必要との认识に基づいている。
危机管理と纷争后の手当てだけでは十分でない。根本にある原因に取り组まなければならない。11か国が调印した同合意は、国际社会の支援の下に、地域の指导者たちが共に安全保障と开発における共通の课题に取り组むよう求めている。约束が确実に果たされるよう、同合意には、进捗状况を厳格に管理するメカニズムが含まれている。
我々は、この総合的な新アプローチが顿搁颁及び大湖地域の长期的な平和と繁栄のための格好の机会をもたらすと确信している。ただし、メアリー?ロビンソン国连特别代表(アフリカ大湖地域担当)が「希望の枠组み」と表现したこの合意を実现するのは容易なことではない。
顿搁颁に暮らす人のうち実に70%が1日1.25ドル未満で暮らしている。学齢期の子供の3分の1に当たる700万人以上が教育の机会を与えられていない。约240万人の子供は深刻な栄养不良状态にある。保健、水、卫生が不十分なため、マラリア、コレラ、はしかが深刻な胁威となっている。道路は荒れ放题、电気はほとんどない上、料金が高い。基本的な食粮や日用品は输入しなければ手に入らず、约630万人が食粮支援を必要としている。
性的暴力は依然として恐ろしい水準で蔓延しており、东部に展开する武装グループが常に人々を苦しめる武器として利用している。雇用や机会の不足が犯罪の温床となっている。300万人以上のコンゴ人が安全を求めて故郷を离れ、そのうち260万人は国内で、45万人は周辺国で难民となっている。
大湖地域の指导者が、平和、安定、経済成长のカギを握っている。国连や世界银行グループをはじめ国际社会全体が彼らを支援しなければならない。国连と世银グループは、今回の枠组み合意の下で、永続的な平和と安定に欠かせない経済発展が、政治と安全保障の侧面と并行して进展するよう新しくより深い方法で紧密に协力していくことを约束する。
国境地域における経済活动の再开と生活水準の向上、贸易の促进、経済的相互依存の着実な强化、不正の根絶、万人に利益が行きわたるような天然资源管理などを通じ、我々は着実に信认を获得し、住民の福祉、所得、机会を改善することができる。
纷争から立ち直り、ミレニアム开発目标(惭顿骋蝉)の达成に向け前进することは可能だと示している国々がある。我々は现在、惭顿骋蝉の目标年の2015年以降に向けて、极度の贫困をなくすための持続可能な新开発アジェンダを掲げている。アフリカの多くの国々は大きく前进しつつある。顿搁颁の人々も前进のための十分なチャンスを手にすべきだ。
和平协定は平和の配当をもたらすものでなければならない。纷争の终结、子供の教育、女性の権利尊重、保健サービス及び持続可能なエネルギーへのアクセス、所得と机会の平等などの长年のビジョン――我々は、大湖地域の人々がこれらのビジョンを达成できるよう支援する义务がある。今回の访问はそのためのものだ。大湖地域の地平线に希望の光がさし始めている。希望をつかむ日まで一歩一歩共に歩んでいく决意だ。